予告編
グレイとブルックの愛娘マーガレットが公園デビューしました。
八百屋のサン・フラワーが開店したレストランをご紹介しましょう。
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父性愛の塊と化したネイビー・ディップのキッチンは、意外や意外。とってもお洒落なのです。
しつこいようですが、イーストウッド村長から孫への新たなるプレゼント。
ドッティ・ファイファーの宝物はウザギのぬいぐるみです。
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室内装飾を趣味とする花屋のサンダー・ソニアは、冬になってからまたもや店の改装工事を行いました。
テラコッタ風のタイルを敷き詰めた床とパステルグリーンのストライプ柄にボーダーを配した壁紙でカントリースタイルを演出した店内では、冬花の代表格水仙や日持ちのするストック、そしてアレンジにかかせないクリスマスローズ等の切花が甘い香りを漂わせています。
また、彼が土地を無償提供している農業大学の研究所が毎年開発する新種のパンジーも、この店の呼び物として根強い人気を誇っているのです。
アストレイア島のスキー場オープンセレモニーに、去年の夏から思いを寄せていたオランジュ・サンハートを招待した事から2人の距離が急速に縮まり、私生活も順調なサンダーでした。
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ファブリックの女神と呼ばれているMOKI村一のクチュリエ、シャーリー・サンハートが娘のためにドレスを縫っています。
一人娘オランジュは突拍子もない服装と言動で彼女を悩ませていたのですが、花屋のサンダー・ソニアと交際しだしてから、すっかりレディらしく振舞うようになりました。
資産家でお洒落なサンダーに釣り合うよう物乞いにしか見えない破れたジーンズやおどろおどろしい絵柄のTシャツを脱ぎ捨て、それまであんなに忌み嫌っていたシャーリーの作るエレガントなアウトフィットで着飾る毎日なのです。
母親としてはかねてからの望み通り変身してくれた娘に安堵する反面、男性に合わせて自分を押し殺している態度が面白くないという複雑な心境でもあります。
「ヒギンス教授じゃあるまいし、第一あなたは無教養な花売り娘じゃないわ」
「ママってば、サンダーの職業を知っているでしょ?彼は私を花売り妻にする気なのかもしれないわ」
「反対する気持ちはないけれど、ちっともあなたらしくない発想ね」
「ママも変よ。今まであんなに私の服装や態度に小言を言ってたじゃないの。好きな人の好みに合わせて愛されるように努力するのがそんなにいけないことなの?」
「それがあなたの真実の姿ならばね。」
オランジュは二の句が告げず、リボンで縁取られたキュートなバッグを掴むと表へ飛び出していきました。
幼い頃母の好みで着せられていた愛らしいフリルのドレスが、学校では物笑いの種になり大人からは似合わないという烙印を押された経験が、彼女をストリート系ファッションに走らせていたことをシャーリーは知りません。
サンダーのためではなく、交際をきっかけに素直に母親を喜ばせたかったオランジュの気持ちは、見当違いの方向に打ち返されてしまいました。
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拒大症という心の病から開放されたフローラ・クルスは、今までの運動不足を解消すべく始めたフィギュアスケートで、その才能を開花しようとしています。
母親譲りの美貌に加え、父親の持つ並外れた筋力と運動神経を受け継いでいる彼女は、あっというまにMOKI村ジュニアの頂点に登りつめたのです。
村議会では満場一致で彼女をオリンピック強化選手として認定し、規定年齢に達する4年後に向け全力でサポートする体制を整える事になりました。
金メダリストのコーチとバレエ教師をロシアから迎え、一年中雪に閉ざされたアストレイア島に国際大会も開けるほどのリンクを建設する予定です。
また、このプランにはスキー場と共にアストレイア島の経済活性に繋がるというもくろみもあるので、まさに一石二鳥と言えるでしょう。
金メダルを目指し3回連続のコンビネーションジャンプや4回転サルコーの練習に励むフローラの姿を見て、氷の島からも次に続く子供達が大勢登場することを願わずにはいられません。
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サンダー・ソニアは、またお店を改装しました。
フィギュアスケートを始めたフローラ・クルスは、オリンピックで金メダルを取る事が夢になりました。
MOKI村一のクチュリエ、シャーリー・サンハートが仕立てているものは?
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バレンタインデーに女性が意中の男性にチョコレートを贈る習慣は日本独自のものです。
ここMOKI村では、かつては愛の殉教者聖バレンタインを偲んで家族や友人同士がカードや花束を交換する欧米スタイルでしたが、何事にもお祭り騒ぎが大好きな住民の間に日本の風潮はあっという間に広まりました。
パティシエだけでなくショコラティエの資格も有するシュー・ジャックマンは、この時期チョコレートをメインとした品揃えで女性客の要望に応えています。
高い技術と厳選した素材に加え徹底した温度・湿度管理により、本場フランスやベルギー同様の高品質な商品を作り上げていくのです。
ショーケースには、ブランデー、リキュール、抹茶、フルーツ、ナッツを用いたガナッシュやショコラティエの技の結晶であるトリュフなどが並び、さながら宝石箱のような美しさ!
もちろんパティシエとしての腕の見せ所、王族、貴族に愛されたウィーンの銘菓ザッハトルテもぜひ味わいたい逸品です。
大理石の上でチョコレートを練るシューとかいがいしく手伝うミセス・テディの姿を見た村人たちは、2人の将来についてあれこれ噂し合うのでした。
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イーストウッド村長がバレンタインデーに孫のヴィヴィアンに贈ったショコラティエ・ベアのセットです。
プレゼントは誕生日とクリスマスだけにしてほしいというブルックの願いに反して、愛する家族に贈り物をする昔ながらの習慣を無視するわけにはいかないというのが、村長のもっともな言い分なのです。
「昨今では女性から男性に愛を告白する特別な日などといわれているが、本来はバレンタインという名の司祭が理不尽な罪で処刑された命日なのだよ。」
「ええ、そうね。でも、命日だからこそお花やカードがぴったりではなくて?」
「私もそう思うよ。でも赤ん坊はカードの文字も読めないし、花束を与えたって口に入れるかめちゃくちゃにちぎってしまうだけじゃないか。」
「こんな高価なお人形だって、この子にはまだ早すぎるわ。」
村長は聞こえない振りをして、すばらしく精巧に出来た人形をヴィヴィアンの腕にすべりこませました。
「ほうら、こんなに喜んでいるじゃないか!」
キラキラ輝くモビールの下で沢山の玩具に囲まれたヴィーは、100万ドルの笑顔を村長に向けています。
「お父様には何を言っても無駄ね・・・」
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チョコ・ブラウニー・スペンサーの父エリックは優秀な飛行機乗りでしたが、息子がまだヨチヨチ歩きの頃、雲一つなく晴れ渡った南の空で消息を絶ち、2度と帰らぬ人となりました。
MOKI村は時空のはざ間に存在するためなのか、ローテ・ベリーの様に異世界からやってくる者もいれば、逆に磁場が強いとされる場所で行方不明者が出るという事件も発生しています。
ローテとユンカースの再会が叶わないのと同じく、エリックがたとえ生きていようともチョコとダイアナの元に帰ってくることはありません。
なぜなら、異世界への入り口は流動的で特定できない上に、運よくその隙間をくぐりぬけてたとしても、無限のパラレルワールドの中のどこに着地するかは、神様でもお分かりにならないと思われるからです。
この事故以降MOKI村では飛行機を禁止し渡航手段は船のみと定められました。
危険とされる海域を避けた航路を通ることにより、空よりもリスクが少ないと判断されたからなのです。
それ以来原因不明の消失事件は一つも起きていません。
エリックは、今でもどこか別の世界の大空を飛び回っているのでしょうか。
もしかしたら、あなたの部屋にいつの間にか飾られていたパイロットスタイルのテディベアが、エリックなのかもしれません。
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シュー・ジャックマンはパティシエだけでなく、ショコラティエの資格も持っています。
バレンタイン・シーズンの彼の店は、ケーキ店からチョコレート・ブティックに様変わりするのでした。
イーストウッド村長から孫へのプレゼント攻撃は、当分止みそうもありません・・・。
チョコ・ブラウニーの父親は飛行機乗りでした。
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年明けにシー・プリーズは、新たな犬グッズ専門店をビーチのそばに開店させました。
親善大使夫人セーラに任せた1号店と異なり、こちらはパリをイメージしたシックでキュートな女性向きセレクトショップです。
むろんサイズが合えば、犬族ばかりでなくテディベアやその他の種族にもピッタリのアウトフィットやアクセサリーが取り揃えてあるので、MOKI村の女の子達に大評判となっています。
当初シーは店長候補にお洒落で有名なリドリー・ロードや元モデルのドッティ・ファイファーを考えていました。しかし、2人に辞退されMOKI日報に求人広告を出したところやってきたのがプードルのルイ・フランソワだったのです。
フランス人富豪のコンパニオンとしてMOKI村バカンス旅行に同行していたルイは、雇い主から暇を出されて途方に暮れていたのですが、パリっ子のセンスを活かせる職に就くことが叶い、この地に永住する決意を固めたということです。
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ケーリー・イーストウッド村長は、孫娘のヴィヴィアンを目の中に入れても痛くないほど可愛がっています。
妻亡き後夢中で子育てをしたせいか、娘のブルックに対しては責任感と義務感が先行して育児を楽しむ余裕などありませんでしたが、孫となると話は別なのです。
躾や教育は親がすれば良いこと。
祖父である自分はめいっぱい甘やかしてもかまわないとばかりに、ヴィヴィアンの所作すべてを賢さの表れと喜び、最愛の妻との共通点を見つけては涙し、連日のようにプレゼントを与えてご満悦の様子です。
今日もライス・ライターに特注していたトランク入りテディベア・ドールを渡されたヴィヴィアンが、それまでむずかっていたのが嘘のように最上級の笑顔を見せたので、村長はとろける様な幸福感を味わいました。
「お父様。もうプレゼントは持っていらっしゃらないでね」
「なぜだい?こんなに喜んでいるじゃないか」
「そんなに甘やかすと、教育上良くないと思うの」
「年寄りの楽しみを奪うというのかい?」
ブルックはそっとため息をつきました。
「先が思いやられるわ・・・」
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オランジュ・サンハートは、アストレイア島にオープンしたばかりのスキー場にやって来ました。
貧しい島の窮状を憂えたニック・スクエアの発案で、実業家のシー・プリーズや資産家のサンダー・ソニアが資金を提供して作った自然を生かしたままの施設です。
一年中降り積もる上質なパウダースノーのおかげで人口降雪機が無用なのはもちろんのこと、環境破壊を防ぐためリフトの代わりに力自慢の白熊族が山の頂上まで運んでくれる事が最大のセールスポイントになっています。
氷の女王の城を思わせる素敵なホテルに到着するやいなや、オランジュは真新しいピンクのスキー板を持って表に飛び出していきました。
体毛と同じオレンジ色のウエアに身を包んだ彼女の姿は、ゲレンデでもひときわ輝いて見えるのでした。
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シー・プリーズは、パリのエスプリを感じさせる犬グッズ専門店をビーチの近くに開店しました。
村長のプレゼント攻撃に、ブルックは少々困惑気味です・・・。
アストレイア島にオープンしたばかりのスキー場で、オランジュ・サンハートはまさしくゲレンデの花!
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