ドン・クリスチャンセンの災難
ある朝、アカリスのドン・クリスチャンセンは、自分の清潔なベッドではなく街道沿いにある公園のベンチで目が覚めました。
前の晩にゴゴの店がはねた後、ライス・ライターやシー・プリーズも交えてしこたま飲んだ後の記憶がありません。ひよこを心配して先に席を立ったネイビーと一緒に帰れば良かったと悔やんでも後の祭りです。
シャワーを浴びていないせいか体の臭いが気になるものの、花屋のサンダーとの約束があるので、とりあえず近くの雑貨屋でコーヒーをもらおうと店のドアを開けたとたん、セーラの叫び声が響き渡りました。
「臭いが商品に移ってしまうから、出て行ってくださらないこと?スカンクさんっ」
「いくら二日酔いだからってそりゃないだろう?」
スカンクと呼ばれたことに深く傷ついた彼は、ネイビーが巨大卵を発見した泉へ体を洗いに行くことにしました。途中何人かの村人と出会いましたが、皆顔をしかめ挨拶もせず逃げるように立ち去って行くので、陽気な山師ドン・クリスチャンセンも、さすがに自分の身に何かとんでもない事が起きていると気づいたのです
鏡のように光る泉に到着したドンが前のめりになって自分の姿を映してみると、そこにはなんとスカンクが!?
「きゃぁあああっ」
何事にも動じない彼が発した生まれて初めての金切り声でした・・・。
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コメント
いつもとても可愛い作品ですね。フェレットを作る予定なんてないですよね~?
投稿: そうなり | 2005年10月 8日 (土) 17時00分