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2006年1月26日 (木)

ドッグブティック2号店

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年明けにシー・プリーズは、新たな犬グッズ専門店をビーチのそばに開店させました。
親善大使夫人セーラに任せた1号店と異なり、こちらはパリをイメージしたシックでキュートな女性向きセレクトショップです。
むろんサイズが合えば、犬族ばかりでなくテディベアやその他の種族にもピッタリのアウトフィットやアクセサリーが取り揃えてあるので、MOKI村の女の子達に大評判となっています。
当初シーは店長候補にお洒落で有名なリドリー・ロードや元モデルのドッティ・ファイファーを考えていました。しかし、2人に辞退されMOKI日報に求人広告を出したところやってきたのがプードルのルイ・フランソワだったのです。
フランス人富豪のコンパニオンとしてMOKI村バカンス旅行に同行していたルイは、雇い主から暇を出されて途方に暮れていたのですが、パリっ子のセンスを活かせる職に就くことが叶い、この地に永住する決意を固めたということです。

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孫・・・

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ケーリー・イーストウッド村長は、孫娘のヴィヴィアンを目の中に入れても痛くないほど可愛がっています。
妻亡き後夢中で子育てをしたせいか、娘のブルックに対しては責任感と義務感が先行して育児を楽しむ余裕などありませんでしたが、孫となると話は別なのです。
躾や教育は親がすれば良いこと。
祖父である自分はめいっぱい甘やかしてもかまわないとばかりに、ヴィヴィアンの所作すべてを賢さの表れと喜び、最愛の妻との共通点を見つけては涙し、連日のようにプレゼントを与えてご満悦の様子です。
今日もライス・ライターに特注していたトランク入りテディベア・ドールを渡されたヴィヴィアンが、それまでむずかっていたのが嘘のように最上級の笑顔を見せたので、村長はとろける様な幸福感を味わいました。
「お父様。もうプレゼントは持っていらっしゃらないでね」
「なぜだい?こんなに喜んでいるじゃないか」
「そんなに甘やかすと、教育上良くないと思うの」
「年寄りの楽しみを奪うというのかい?」
ブルックはそっとため息をつきました。
「先が思いやられるわ・・・」

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モテ系スキーセット

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オランジュ・サンハートは、アストレイア島にオープンしたばかりのスキー場にやって来ました。
貧しい島の窮状を憂えたニック・スクエアの発案で、実業家のシー・プリーズや資産家のサンダー・ソニアが資金を提供して作った自然を生かしたままの施設です。
一年中降り積もる上質なパウダースノーのおかげで人口降雪機が無用なのはもちろんのこと、環境破壊を防ぐためリフトの代わりに力自慢の白熊族が山の頂上まで運んでくれる事が最大のセールスポイントになっています。
氷の女王の城を思わせる素敵なホテルに到着するやいなや、オランジュは真新しいピンクのスキー板を持って表に飛び出していきました。
体毛と同じオレンジ色のウエアに身を包んだ彼女の姿は、ゲレンデでもひときわ輝いて見えるのでした。

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